主将ご挨拶


平成30年度早稲田大学競走部主将を務めさせて頂きます古谷拓夢です。
長い歴史と伝統を持つ競走部の主将という名誉ある立場を任せていただくことに感謝と誇りを持ち、今後、部の代表として部員の先頭に立つとともに、日々精進し自らも成長していく所存であります。

私がこの競走部に入部した年は、部として関東インカレ、全日本インカレ共にトラック2位、2年目にはチームの目標であった関東インカレトラック優勝を果たすことができました。組織で同じ目標に向け努力を重ねてゆく感覚、またそれを達成した時の大きな喜びが非常に強く印象に残っています。しかし、今シーズンを振り返ってみますと関東インカレトラック5位、全日本インカレトラック6位。関東インカレにおいては男子の短距離の個人種目で得点なしという非常に不甲斐ない結果に終わってしまいました。自分たちの努力不足、力のなさ故に、日頃からご支援、ご声援を頂いている方々に対して申し訳ない結果となってしまいました。この場をお借りして改めてお詫び申し上げます。来年度はこの悔しさを払拭し、ご支援ご声援を頂いている皆様に「結果」という形で応えることができますよう、また一から精進してまいります。

新チームの目標として、「自律した個から強い早稲田 」という目標を掲げさせて頂きます。強い早稲田というのは、組織に目を当てた目標です。強さというのは、競技で結果を出す事はもちろんですが、早稲田の一学生として、言動やリーダシップという面でも捉えることができると思います。その事の基盤になるものとして個人として自律した選手であることが必要であると私は考えます。自身の練習、私生活に責任を持つことが出来る、自ら考え自ら問いかけることができる、更に目標を明確にして行動に移すことが出来る選手。この様な選手の姿がこれから新しいチームを創り上げていく上で必要になってくると考えます。一人一人が自分の思い描く「強い早稲田」とは何かを考え、体現していってほしいと思っております。また、私自身も最上級生として、主将として強い早稲田を体現しようと努力している部員を導くことができるよう、成長し、自らの考えを体現して参る所存です。

来年度はアジア大会を控えております。『早稲田から世界へ』のスローガンのもと、1人でも多くの日本代表選手を早稲田から輩出できるよう、チーム一同、日々最大限努力していきます。

最後になりますが、私たち競走部員が日頃より素晴らしい環境のもと、陸上競技に取り組むことができているのも、日頃よりたくさんのご指導、ご声援を頂いております皆様のお力添えがあってこそだと感じております。そのお力添えやご期待に私たち競走部員一同は結果で応えられますよう、努力を怠らず日々切磋琢磨し精進して参ります。まだまだ未熟な私たちでございますが、今後ともご指導、ご声援の程宜しくお願い申し上げます。

平成29年11月
早稲田大学競走部主将
古谷 拓夢



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